ガウディのシェル構造、コルビジェがバルセロナに訪れこのサグラダファミリア付属小学校を見てカルチャーショックを受けのちにガウディの本を執筆をすることになって世界に普及しはじめた。 ガウディのエッセンスとなる代表的なレンガ造による建物。見るから…

ガウディ・エッセンス

エッセンスは要素と訳されるがものの本質でもある。つまりガウディのエッセンスを知るには本質またや真理に触れることを示唆する。その真理はどのように判断するのか。ガウディの残した言葉や会話集からの洞察でしかない。そしてそのものの実測作図から得ら…

サグラダ・ファミリア教会の誕生の門について

今日も一日ガウディの伝記の原書を翻訳していた。中でも彫刻について記されている。ガウディによる天使達は髪の毛は風でなびかせるようしているのが気になった。他に誕生の門のの鍾乳石の様な装飾はまさに雪による氷柱を表現する事でキリストの誕生日の季節…

バルセロナ晴れ

今朝は時差ぼけのために、いつもの散歩には出ずに体調の調整をする。

グエル別邸のドラゴンの足 鍛鉄の足というより鉄板を巧妙に折り曲げて作っているようにさえ見えるドランゴの足。それにしても足の指の細さが気にかかる。 まるでサギの足指のように細長いことから力強さには欠けるが鋭さがある。このような表現を承知でガウ…

螺旋階段

この螺旋階段はサグラダ・ファミリア教会の誕生の門脇にある最初の螺旋階段である。段数は128段蹴上は21CM 全て同じ寸法の階段となる。その脇には開口部がある。テラスに出る開口部、から始まり隣への連絡通路への出入り口、または鐘楼内部のホールへの…

鉄管の格子

コロニアグエル地下聖堂を訪れる度に気になる格子。 妙に張りでた格子にどんな意味があるのかきになている。 この教会全体が廃材利用ということからこの格子も恐らく廃材であったにはちがいない。しかしどうしてこれだけ出っ張る必要があったのか。

コロニアグエル教会地下聖堂の実測は1983年から1985年までの二年間で実測と作図をした。 この教会は私にとっては心を癒してくれる空間でもある。 つまり地下聖堂だけができいるわけで教会としては住民のためのミサが挙げられることと結婚式場として…

建築とは

コロニア・グエル教会地下聖堂を見学しながら建築とは何だろうと考える。ガウディとって建築とは、作品であり芸術的演出によって構成されている。それは彼の手記からもその芸術性が裏付けされている。ものが人為的に創作されるというのはどの世界でも共通す…

ガウディのミス

いまやガウディの名前を知らない人はいないのではと思うほどに世界的に知れ渡った。 その彼の計画した作品はどれも優れた作品だと思っている。 しかしガウディも人の子、立派な建築家に成長する過程には勿論、まずい作品もある。 初期の作品でもこれはちょっ…

はかると何がわかるのか

はかる行為には、計る、図る、測る、謀る、諮り、量る、と漢字だけでもわかるように読み方が同じでも意味がことなる。外国の単語でも単語に幾つもの意味合いがあるのと同じである。 それらを見分けるには文体が解らないとその単語の内容がわからない。翻訳を…

コロニアグエル教会地下聖堂の修復に問題

コロニアグエル地下聖堂のポーチ 手前の段差は最近の修正でグランドの仕上げもオリジナルではない。右手にある傾斜は教会へのアクセスになっていたがグランドと同じように最近になってアクセスをキャンセルさせてその階段の入口には石を添えて登れないように…

レウスのモデルニズムとセラミック

カタルニア地方のレウスにある精神病院ペレ・マタ(PERE MATA(1897−1912)はドメネック・モンタネールによって計画されたカタルニアでも代表的なモデルニズムの建築である。 その建築作品に利用されているセラミックはレウスのHipolt Monseny窯業(イ…

グエル別邸の窓

グエル別邸の双子窓、私は1980年にフィンカ・グエル(グエル別邸)に本部をおいていた王立ガウディ研究室へは毎日に様に通い続けていた。その中でバセゴダ教授は、オリベッティーのタイプライターに向って両手の人差し指だけて毎日のようにテキストを作…

ガウディの遠近法

バルセロナ、マヌエルジローナ通りにあるミラージェスの門。 現在ではガウディのブロンズ彫刻が門の前におかれている。 原寸大の彫刻は何となく親しみやすい。ガウディもサグラダ・ファミリア教会での彫刻はこの原寸大から始まり、彫刻が置かれる場所に従っ…

コロニア・グエル地下聖堂の内部に隠させれたなぞというと関心を示す人がいるかもしれない。 謎と言ってもどの分野での謎と言うことになる。 私が求めているのは建築演出ということでこれらの素材、形をデザインするときにどんな意味を持たせているのだろう…

サグラダ・ファミリア教会誕生の門、ローマ兵による幼児の虐待、これはガウディによる世の中へのメッセージでもある。 当時の社会への批判と抗議が芸術によって表現されているのである。 それらを読み取れるような訓練をする必要がある。 その訓練には歴史、…

リウドムスの街に素敵なレストラン

先週、リウドムスの街へ地元の画家がいるというので出かける。 広い敷地、放し飼いの動物達、ギャラリーもあれもショップもあり、しっかり商売をしているようだ。 それにしても気になるのはどこかで見るような絵のスタイル。同行したKさんはまるでミロみたい…

ムデハール様式とガウディ

ムデハール様式とはキリスト教区におさまる回教徒様式というとりかいできるだろうか。 スペインは回教徒の侵略を受けているがレコンキスタで追い出されてします。 そこでスペインに残った回教徒の人達は独自の文化を演出するようになる。 19世紀末になると…

ガウディとビオレの出逢い

ガウディがフランスの建築家ビオレを知るのはマタロの建築家カバニャスがガウディにその本を貸し出した事にあるとセサールマルティネールが「ガウディ、人生、理論、作品」で示している。 しかも返却する時にはと酷い取り扱い方でおまけに本の縁のいたるとこ…

ドラゴンの瞳

フィンカ・グエルの近くにあるもう一つの抽象的なドラゴン。ガウディとドラゴンの間に何があるのか。 カタルニア神話またはギリシャ神話、これらを地中海文学として一括する事もできるくらいドラゴンを象徴させるパファーマンス性のあるモチーフ。それをガウ…

ガウディの神話と演出

フィンカグエル又はグエル別邸、鍛鉄ドラゴンの門。方開きで開くギリシャ神話を想起させるオブジェ。ガウディを理解するには建築知識だけではなく神話や聖書そして幾何学も同時に理解するようにすると楽しくなる。幾何学と言っても方程式のようなものではな…

ディアゴナル大通りの散歩には時々デジカメの持参。そこでグエル別邸によってギリシャ神話の演出のしているオブジェを見上げる。

ミラージェスの門

ドラゴンの抽象化を建築要素として表現している。

ガウディの生まれ故郷リウドムス町にあるガウディ財団の博物館、ここにはガウディのお父さんフランセスク・ガウディの作った鍋が展示されて当時の鋳掛け業の道具や当時の製品なども置かれている。

ガウディ理論

ようやく建築家セサール・マルティネールの執筆した「ガウディ、人生、理論、作品」第三章、作品、に到達した210ページ目である。よくここまで転写と翻訳を続けて来れたものである.この本で色々と勉強させてもらっている。

ガウディの建築理論

というようにタイトルを示すと非常に構えてしまって説明がしにくい。しかしガウディ研究者でガウディと直接会話を交わしガウディの工房に出入りしていた建築家セサール・マルティネールが1967年に「ガウディ、人生、理論、作品」という220x 280x 50 の…

palabra de Gaudi sobre el optimismo

Solía decir que sin optimismo no son posibles grandes empresas y en su obra predilecta de la Sagrada Familia, algunas temporadas en que la escasez económica estuvo a punto de paralizar las obras lejos de caer en lógico desánimo, su optimis…

ガウディの美学について

ガウディの美学についての原書を訳していた。 彼の美学には特に枢要徳がベースになっていることが見えてきた。 それをモラルと見るかそれとも宗教とみるかである。

サグラダ・ファミリア教会

先日、友人達とサグラダ・ファミリア教会の内部を見学する。 模型室の展示サロンで友人達に説明していたところ団体で説明してならないという。さらに規則がそうなっていると何度も繰り返す。 その規則はカタルニア州の条例だそうだ。 しかし私達はそんな条例…