ガウディのシェル構造、コルビジェがバルセロナに訪れこのサグラダファミリア付属小学校を見てカルチャーショックを受けのちにガウディの本を執筆をすることになって世界に普及しはじめた。
ガウディのエッセンスとなる代表的なレンガ造による建物。見るからにシャコガイの形に類似する。

ガウディ・エッセンス


エッセンスは要素と訳されるがものの本質でもある。つまりガウディのエッセンスを知るには本質またや真理に触れることを示唆する。その真理はどのように判断するのか。ガウディの残した言葉や会話集からの洞察でしかない。そしてそのものの実測作図から得られるデーターもそれを知るためのファクターとなる。そうすることでものが持つ意味や意義を示すことになる。そのようにしてエッセンスを探る。
私の場合は、実測・作図からのエッセンセスの洞察でありさらにガウディの残した日誌や会話集を参考にした考察である。

サグラダ・ファミリア教会の誕生の門について

今日も一日ガウディの伝記の原書を翻訳していた。中でも彫刻について記されている。ガウディによる天使達は髪の毛は風でなびかせるようしているのが気になった。他に誕生の門のの鍾乳石の様な装飾はまさに雪による氷柱を表現する事でキリストの誕生日の季節感を演出してるというのだ。


グエル別邸のドラゴンの足
鍛鉄の足というより鉄板を巧妙に折り曲げて作っているようにさえ見えるドランゴの足。それにしても足の指の細さが気にかかる。
まるでサギの足指のように細長いことから力強さには欠けるが鋭さがある。このような表現を承知でガウディのデザインによる門扉の片開きの扉となっている。この足の下にはバラの花のようなレリーフが碁盤の目のように連続している。実はこのバラとドラゴンの足の組み合わせに興味が深まる。それがコードに繋がることに気がついてきた。
足指の付け根にギザギザの鉄板が貼られている。どんな意味があるのだろうか。しかもそばに針の付いた玉も置かれている、これは単なるか飾り、それとも何を想起させようとしているのか.??
ドラゴンとバラの関係は、カタルニア地方の神話に登場するがそれだけだけではないだろう。

螺旋階段


この螺旋階段はサグラダ・ファミリア教会の誕生の門脇にある最初の螺旋階段である。段数は128段蹴上は21CM
全て同じ寸法の階段となる。その脇には開口部がある。テラスに出る開口部、から始まり隣への連絡通路への出入り口、または鐘楼内部のホールへの開口部となっている。この螺旋階段の特徴は階段桁が螺旋状になっているために階段中央が穴になる。つまり円筒の目の抜かれた(または支柱の抜かれた)螺旋階段という言い方もできる。通常は中央に支柱があってその周囲に段がつけられるがこの階段はフランスのゴシック建築にも見られるような形式の螺旋階段ということになる。機能性は利用するときに中央の階段桁が手すりを代行して、さらに支柱がないために小さなスペースでもより広くなモノの上下移動には容易なスペースということで合理的な階段ということになる。

鉄管の格子

コロニアグエル地下聖堂を訪れる度に気になる格子。
妙に張りでた格子にどんな意味があるのかきになている。
この教会全体が廃材利用ということからこの格子も恐らく廃材であったにはちがいない。しかしどうしてこれだけ出っ張る必要があったのか。