螺旋階段


この螺旋階段はサグラダ・ファミリア教会の誕生の門脇にある最初の螺旋階段である。段数は128段蹴上は21CM
全て同じ寸法の階段となる。その脇には開口部がある。テラスに出る開口部、から始まり隣への連絡通路への出入り口、または鐘楼内部のホールへの開口部となっている。この螺旋階段の特徴は階段桁が螺旋状になっているために階段中央が穴になる。つまり円筒の目の抜かれた(または支柱の抜かれた)螺旋階段という言い方もできる。通常は中央に支柱があってその周囲に段がつけられるがこの階段はフランスのゴシック建築にも見られるような形式の螺旋階段ということになる。機能性は利用するときに中央の階段桁が手すりを代行して、さらに支柱がないために小さなスペースでもより広くなモノの上下移動には容易なスペースということで合理的な階段ということになる。