2013-01-01から1年間の記事一覧

Happy New Year 2014 新年もよろしく

王立ガウディ研究室の工房

バルセロナ、ディアゴナル大通りバルセロナの大学キャンバス、カタルニア工科大学バルセロナ建築学部、ガウディの母校であり私の大学院の 母校である。王立ガウディ研究室の工房が最上階から2番目の7階にあって右の窓から4番目辺りだった。それから数年後…

文学的なガウディ建築

ガウディは学生時代から文学には関心があったが文章を書くよりはビジュワルの表現を重視していた。 デッサン、挿絵、作図からはじまり建築までと繊細にして華麗な表現力は未だに右にでるものはいない。なぜだろうかと悩まされる。 セサール・マルティネール…

ガウディの伝記を翻訳中

「ガウディ、人間、理論、作品」という1967年に出版されたガウディ建築の最初の分析図などの作図入り伝記が出版された。作者はガウディと直接交流をしていた建築家セサール・マルティネールである。本のサイズは22cmx28cmx5cmのサイズで、内容は5…

ガウディの美学

ガウディの日記に「家族の家とは実家のことである。そこではだれもが美しい野原や町を想い出すであろう」というはじまりの文章がある。生まれ育つ環境の在り方とは、牧歌的で田園風景の中にある家の存在が彼にとって理想的なのだろうか。今のバルセロナのよ…

久しぶりのサグラダ・ファミリア教会

サグラダ・ファミリア教会受難の門、またスビラックのメッセージが文字で現れている。最近のことだがこれってありかな。ガウディは文字の代わりに建築言語で表現していたわけだから表現手段がガウディから離れてしまっている気がしている。 それもアーティス…

サグラダ・ファミリア教会の謎

まだセサール・マルティネールの原書の転写と翻訳をしている。 今は156ページ目で調度サグラダ・ファミリア教会の彫刻と建築の関係を説明している。私が実測作図で気にしていた正方形から円に変わる所の解決で、ガウディ自ら地上15M以上のところに見晴…

ガウディ伝記の原書の翻訳

秋だというのにまだ少々暑い日が続いている。現在、アトリエではセサール・マルティネールの書いた「ガウディの人生、理論、作品」という1967年に執筆した原書を転写と翻訳両方をこなしている。バックミュージックはルイス・ミゲールのボレロ。ようやくp…

サグラダ・ファミリア教会の誕生の門について

今日も一日ガウディの伝記の原書を翻訳していた。中でも彫刻について記されている。ガウディによる天使達は髪の毛は風でなびかせるようしているのが気になった。他に誕生の門のの鍾乳石の様な装飾はまさに雪による氷柱を表現する事でキリストの誕生日の季節…

マタマラの原稿

昨日、ガウディの協力者、サグラダ・ファミリア教会の模型職人で彫刻家ホワン・マタマラが1972年に王立ガウディ研究室に寄贈した未発表の「ガウディとの道のり」の転写が終わった。 4年がかりで610ページの転写であった。他に40ページほど抜けてい…